がん保険は本当に必要か

がん保険はどの様な保険で通常の医療保険とはどう違うのでしょうか。医療保険は、病気やケガを幅広くカバーしており、もちろんその中にはがんも含まれています。がん保険はその名の示す通りがんのみに焦点を当てて保障しています。

イメージとしては、広く浅くが医療保険で、深く狭くががん保険と言えます。しかしこのままでは、別にがん保険に限って存在する意味があるのだろうか、と考えてしまうこともできるわけです。では、それはどれくらい意味のある備えなのでしょうか。

国立研究開発機関であるがん研究センターが調査したデータでは、2014年にがんで死亡した人は368,103例(男性218,397例、女性149,706例)、2012年に新たに診断されたがん(罹患全国推計値)は865,238例(男性503,970例、女性361,268例)と計測されており、とてもがんについて楽観できる状況ではないことがわかります。

また、年齢によってがんでの死亡率は跳ね上がります。同じくがん研究センターの調査では、人口10万人に対し55歳前後では約100人が死亡し、75歳前後では約1000人へ、そして85歳前後からは約3000人と、加速度的に増加しています。

年齢が増してからのがんはそのまま死に直結することも珍しくなく、がんの死亡例で30万人以上いる現状、深く手厚いがん保険の存在は無視できるものではないのかもしれません。